§001 マザーグースとは?

4.わらべ歌

次に、「英語のわらべ歌」という定義を考えてみよう。
確かに、マザーグースの多くは子供たち向けの歌である。
しかし、童謡で括るにはいささか難がある。
例えば、吾輩のライムは曲になっているとは思えんし、ましてや童謡とも言い難い。
他にもマザーグースには次のようなものがあり、それらはとても童謡とは言えん。

  • 明らかに大人の立場で描写されているもの
  • 物売り歌
  • 当時の政治を批判しているらしきもの
  • 歌というより、格言のようなもの
  • 歌にしては長すぎる物語のようなもの

まぁ、詳しい分類については後日に詳しく述べよう。

したがって、「英語のわらべ歌」という定義もまた、マザーグースの要素の一つだじゃが、決してそれがマザーグースの定義でない。

 

5. ナーサリーライム

さて、マザーグースは主にアメリカで使われる言葉で、イギリスでは「ナーサリーライム」と言われておる。
もちろん今はイギリスでもマザーグースが定着しつつあるし、アメリカでもナーサリーライムを使うこともあり厳密な区別ではない。

この「ナーサリーライム」だが、これは「子供部屋の押韻詩」という意味である。
ナーサリーライムが詩である以上、マザーグースが童謡ではないことを示すというわけじゃ。

押韻詩について説明する必要がると思う。
押韻とは同一または類似の韻(音)を持った語句を一定の箇所に用いる事であり、押韻詩とはこの押韻を利用した詩の事じゃ。

うぅむ、それではわかりにくいな。

例えば、「兄さん ニンニク 肉と 煮る」これは各語句がすべて「ニ」から始まっておる。つまり文頭が韻を踏んでいるわけじゃ。
一方、「きっと ナット もっと」・・どっかで聞いた感じじゃが、無視するように。

これは 〇っと で終わっている。これも最後が韻を踏んでいることになる。

押韻は、とてもリズムをよくする。リズムが良くなると、そこに音楽が生まれる。
諸君らの内数名は「なんか、ラップみたい」と思ったのではないか?
その通り、ナーサリーライムに始まるこのライムこそが、ラップの語源なんだYO!

 Camm'on Ever body sing a song
 モンスター呼ぶなら King Kong
 東洋のパールは Hong Kong
 租借をしていた England
 子供は歌うよ Nursery Rhyme!!

失敬、ちょっとノリ過ぎた。話を元に戻す。


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