A002 とある月夜

A002 A Certain Moonlit Night


男の子、女の子、遊びに出よう
月が明るく、まるで昼のよう
輪回しをしよう、大声だそう

楽しみたい人、こっちだよう
嫌な人はおいてくよう 夕食なんか忘れよう
眠りなんか忘れよう
通りで君の友達が待ってるよう

やけに月の明るい夜だった・・・

少女はベットの中で月を眺めていた。

『こんなに明るいのに、なんか寝るのがもったいない』

そう思っていると、窓越しから男の歌声が聞こえた。

男の子、女の子、遊びに出よう。。。

その歌は窓越しからであったが、まるで耳元でささやいているかのようだ。

『そうよ。。こんなに明るいんだもん。。。』

気が付けば、少女はベットから起き上がっていた。
お気に入りのフープを手にして・・・

『でも、こんな時間に外に出たらお母様に叱られる・・』

楽しみたい人、こっちだよう 嫌な人はおいてくよう

歌声はさらにはっきりと少女の耳に届いてきた

『他の家の子はどうしているのかしら。。』

通りで君の友達が待ってるよう

歌は繰り返し聞こえてくる。

窓越しから、 耳元で、 頭の中で・・・・

やがて少女の顔は歓喜の表情が浮かんだ。
そして、その瞳はまるで今夜の月の様に輝き始めた

少女は歌に誘われて、町へと出て行った。

その日、多くの子供たちが家からいなくなった。

大人たちは何日もかけてあたり一面を探したが、
決して見つけることが出来なかった。

このことは地元の新聞に大きく書かれている

「新月の晩、子供たち神隠しに合う」

・・・すいません。落ちも何もありません ただの妄想の暴走です ^^


Based on Boys and Girls



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