M005 フェル先生 僕はあなたが

M005  Doctor Fell


Dr. fell

フェル先生。

私はあなたが嫌いなんです。

理由は言えません。
わかりません。

ただし、はっきり言えます。
わかります。

フェル先生。

私はあなたが嫌いなんです。


I do not like thee, Doctor Fell,
The reason wht I connot tell;

But this I know, and know full well,
I do not like thee, Doctor Fell.
the Oxford Dictionary of Nursery Rhymes

誰にだって生理的に受け付けない人、理由がわからないけど嫌いと思ってしまう人、っているんじゃないでしょうか。
そういう人の事を、英米人は「Dr. Fell」と呼ぶんだとか。

もちろん、その語源となっているのがこのライムです。

ちなみに thee とは you の古い言い方だそうで、「我、汝を厭う。フェル博士殿」みたいな感じ。
この「ディー」という語感が、吐き捨てるような感じで結構好きです。

短いライムですがFell―tell―well―Fellの韻がテンポをよくしていて、印象に残ります。
私も初めてこのライムを呼んだ時のインパクトが忘れられません。

ちなみにこのフェル先生、実在したというのが定説になっています。
まぁ、それについては後ほど先生本人から語ってもらいましょう。


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