M10 Old Woman Sat Spinning
ばあさん 座って 糸つむぐ
これがお話のはじまりさ
ばあさん 仔牛を 飼っていた
これでお話のはんぶんさ
ばあさん 仔牛の シッポをつかんで
壁の向こうへ放り投げた
これでお話はおしまいさ!
There was an old woman sat spinning, And that's the first beginning; She had a calf And that's half She took it by the tail, And threw it over the wall, And that's all!
Nursery Rhymes of England LXVIII
この、ぶっ飛び方が大好きです。
spinning-beginning calf-half tail-wall-all の韻も素晴らしい。
糸をつむいでいるおばあさんが突如、飼っている仔牛の尻尾をつかんで放り投げるという、
意味の分からないナンセンスぶりに加えて、お話はそれでおしまい。と締めくくる潔さ。
イギリスの有名なコメディ番組、「モンティパイソン」を思い出してしまいます。
イギリスのユーモアって、たぶんこういうところにあるんじゃないでしょうか。