M029 Tweedle-dum and Tweedle-dee
トゥィードル・ダムとトゥィードル・ディー。
互いに決闘の決意をいたす。
トゥィードル・ダムが語るには、
かのトゥィードル・ディーめが、
我が愛しき、新品のガラガラ、
かくも無残に打ち壊したと。
折しもそこに、飛び込みたるは、
一羽の黒き大鴉(カラス)。
その大きさたるや正しくタールの樽が如し。
哀れなるかなこの二人の英雄、
決闘を忘れ逃げ出した。
Tweedle-dum and Tweedle-dee Resolved to have a battle, For Tweedle-dum said Tweedle-dee Had spoiled his nice new rattle. Just then flew by a monstrous crow, As big as a tar barrel, Which frightened both the heroes so, They quite forgot their quarrel.
The Real Mother Goose
鏡の国のアリスでとても有名な二人。
互いに競い合って、仲が悪そうで、それでいて似た者同士。
「どんぐりの背比べ」みたいな比喩にも使われます。
この変わった名前の由来ですが、トゥィードルはバイオリン。
ダムは低音。ディーが高音だという説が一般的です。
しかしながら、1700年初頭にはこの名前が使われていたことだけがわかっているだけで、その他の詳細は不明。
したがって、このライムもなにか音楽的な意味があると推察されながらも
真意がわからないまま、今も語り継がれています。