M036 きらきらぼし

M036 Twinkle Twinkle Little Star


煌めく小さなお星様
不思議な不思議なお星様
高い場所から世界を見つめ
お空の上のダイヤのようね

燦々輝く陽が沈み
空に明かりが消えるとき
あなたの小さな光が見えてくる
夜通しひかる小さなお星様

闇を行き交う旅人は
誰もがあなたに感謝する
あなたが導いてくれなければ
彼らは進む道がわからない

濃藍の空に佇み私を
カーテン越しに見つめてくれる
決して瞳を閉じること無く
再び陽が昇るまで

あなたの小さく明るい光
闇夜の旅人を照らしてくれる
私はあなたが何かを知らない
きらめく小さなお星様

きらめく小さなお星様


Twinkle, twinkle little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.

When the blazing sun is gone,
When he nothing shines upon,
Then you show your little light,
Twinkle, twinkle, all the night.

Then the traveller in the dark,
Thanks you for your tiny spark,
He could not see which way to go,
If you did not twinkle so.

In the dark blue sky you keep,
And often through my curtains peep,
For you never shut your eye,
Till the sun is in the sky.

As you bright and tiny spark,
Lights the traveller in the dark,――
Though I know not what you are,
Twinkle, twinkle, little star.

The Oxford Dictionary of Nursery Rhymes

ナーサリーライムは原則、英国の伝承童謡と韻律詩の総称です。
基本的には作者不詳なのですが、このライムの作者と製作年ははっきりしています。

英国の女流詩人ジェーン・テイラー(1783-1824)が妹のアンと作成。
1806年に発刊されたRhyme for the Nursery という本に収録されました。

また、日本でもおなじみのメロディは、18世紀フランスで流行していた恋の歌「ねぇ!話したいのよ、ママ」を借用した物。

モーツアルトの「きらきらぼし変奏曲」の原題も“Ah, vous dirai-je, maman”(ああお母さん、あなたに話しましょう)なので、このライムが有名になりすぎてタイトルまで変わってしまったと言うことです。

日本に輸入された最初のマザーグースの一つとされており、明治25年の幼稚園唱歌や明治初期の英語教科書にも掲載されてます。

このライムは、谷川俊太郎先生の訳が完璧すぎて今更、拙訳で汚す必要も無いと思ったのですが、少しでも先生に近づきたく、頑張ってみました。

一応、リズムに乗せて歌えるようにはしたつもりなんですが、やっぱり先生にの足下にも及びません。(当たり前ですが・・・)


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